住宅の省エネ関連補助金|断熱・給湯器・窓(住宅省エネ2026キャンペーン)

住宅の省エネ関連補助金|断熱・給湯器・窓(住宅省エネ2026キャンペーン)のイメージ家と住宅ローン

先に結論

  • 令和8年度の住宅省エネ補助金は、「住宅省エネ2026キャンペーン」という国土交通省・経済産業省・

環境省の連携事業

  • 新築・断熱リフォームはみらいエコ住宅2026事業、給湯器は給湯省エネ2026事業、

窓の改修は先進的窓リノベ2026事業

  • 申請するのは自分ではなく、登録した住宅事業者。契約前に登録の有無を確かめる
  • 事業名は年度ごとに変わる。 前年度の名前で検索すると終了した事業にたどり着く
  • 予算上限に達し次第、受付終了。 公表されている締切より早く終わることがある
  • 注文住宅のZEH水準住宅は、2026年9月30日で受付を終了しました。 長期優良住宅・GX志向型住宅と、分譲住宅の購入は続いている(交付申請は遅くとも12月31日まで、予約は11月16日まで)

住宅の省エネ改修や新築で使える補助金は、毎年度、事業名が変わります。 「去年その制度を 聞いたのに検索しても出てこない」という場合、たいてい前年度の事業がすでに終了しています。 ここでは令和8年度に実際に動いている事業を整理します。

令和8年度は「住宅省エネ2026キャンペーン」

国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携し、次の4つの事業をまとめて 「住宅省エネ2026キャンペーン」と呼んでいます。

4つの事業

  1. みらいエコ住宅2026事業(国交省・環境省)— 新築・断熱リフォームなど
  2. 給湯省エネ2026事業(経産省)— 高効率給湯器の設置
  3. 先進的窓リノベ2026事業(環境省)— 窓・ドアの断熱改修
  4. 賃貸集合給湯省エネ2026事業 — 賃貸集合住宅の小型給湯器の交換

4つ目は賃貸住宅のオーナー向けです。持ち家の方は、上の3つを見ることになります。

申請するのは、あなたではありません

ここを知らないまま検討を始める方が多いところです。

補助金は「登録した事業者」が申請します

公式サイトにこう書かれています。「本キャンペーンの各事業は、消費者等と契約する住宅事業者が 交付申請等の手続きを行います」。 手続きは「住宅省エネポータル」というシステム上で行われ、 利用には専用アカウントの発行が必要です。

つまり、契約する建築会社・工務店・リフォーム会社がこの事業に登録していなければ、 その工事では補助金を使えません。 自分で役所に申請しに行くことはできません。

みぞれ
みぞれ

じゃあ、契約してから「うち、登録してません」って言われたら終わり?

しぐれ
しぐれ

そうなる前に確かめられます。公式サイトに「住宅省エネ支援事業者の検索」があり、 登録している事業者を地域から探せます。見積りを比べる段階で、登録の有無を聞いてください。

補助金は最終的に、工事を頼んだ人(施主)に還元される仕組みです。 ただし還元のされ方は契約によります。 工事代金から差し引くのか、あとで受け取るのか。 それが契約書のどこに書かれているかを確認しておいてください。

みらいエコ住宅2026事業(新築の場合)

新築注文住宅の補助額は、住宅の種類と地域区分(断熱地域区分1〜4地域/5〜8地域)で決まります。

住宅の種類1〜4地域5〜8地域対象者
GX志向型住宅125万円/戸110万円/戸誰でも対象
長期優良住宅80万円/戸75万円/戸子育て世帯・若者夫婦世帯のみ
ZEH水準住宅40万円/戸35万円/戸子育て世帯・若者夫婦世帯のみ

長期優良住宅・ZEH水準住宅は、子育て世帯または若者夫婦世帯でないと対象になりません。 GX志向型住宅だけは、世帯を問わず対象です。

なお、注文住宅のZEH水準住宅は2026年9月30日で交付申請の受付を終了しました。 これから注文住宅を建てる場合、2026年度の事業で申請できるのは長期優良住宅とGX志向型住宅です(詳しくは下の「申請期間と、予算切れのリスク」)。

リフォームの場合は、断熱改修を含む工事内容に応じて補助額が積み上がる仕組みです。

給湯省エネ2026事業

高効率給湯器の設置に使えます。

機器基本額性能加算額
エコキュート7万円/台+3万円/台(要件あり)
ハイブリッド給湯機10万円/台+2万円/台(要件あり)
エネファーム17万円/台加算なし

戸建住宅は2台まで対象です。電気蓄熱暖房機の撤去(4万円/台)、電気温水器の撤去(2万円/台)を あわせて行う場合は、撤去加算も受けられます。

先進的窓リノベ2026事業

窓・ドアの断熱改修(ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換)が対象です。 補助額は製品の性能とサイズ、建物の建て方で1か所ずつ決まり、その合計が申請額になります。

金額の決まり

  • 補助上限は1戸あたり100万円
  • 補助額が5万円未満の工事は対象外。窓1か所だけの小さな工事は届かないことがある
  • ドア交換だけでは申請できない。窓の工事と同一契約で、同時に申請する場合のみ対象

契約より先に工事を始めると、対象外です

公式サイトに「工事請負契約以前に工事に着手した場合、補助対象になりません」と 書かれています。工事着手の期間は2025年11月28日から、遅くとも2026年12月31日までです。

また、施主支給(自分で製品を買って取り付けだけ頼む)や材工分離の工事も対象外です。 「安く上げるために製品は自分で買う」という進め方をすると、補助金を落とします。

賃貸に住んでいる方も、賃借人として対象になり得ます(工事の可否は所有者との話し合いが先です)。 マンションの管理組合も対象です。

申請期間と、予算切れのリスク

締切より早く終わることがあります

交付申請の受付開始は、多くの事業・区分で2026年3月31日です。みらいエコ住宅2026事業の新築分譲住宅の購入と賃貸住宅の新築は2026年5月13日から、同事業のリフォームは2026年6月30日からです。締切は遅くとも2026年12月31日とされています。 ただし、いずれも予算上限に達し次第、その時点で受付(予約を含む)を終了します。

公式サイトは、予算に対する補助金申請額の割合を毎日公表しています。 2026年10月6日時点の概算値は次のとおりでした。

事業消化率
みらいエコ住宅(新築・GX志向型住宅)63%
みらいエコ住宅(新築・長期優良住宅/ZEH水準住宅)37%
みらいエコ住宅(リフォーム)8%
先進的窓リノベ27%
給湯省エネ48%(うち機器の撤去分 24%)
賃貸集合給湯省エネ53%

出典:住宅省エネ2026キャンペーン公式サイト(2026年10月6日時点)

数字は毎日更新されます。 検討に入ったら、契約前にもう一度この表示を見てください。 「去年は年末まで残っていたから今年も大丈夫」という読み方は通用しません。

注文住宅のZEH水準住宅は、9月30日で受付を終了しました

公式サイトの注記どおり、注文住宅の新築(ZEH水準住宅に限る)の第2期の交付申請は、 2026年9月30日で受付を終了しました。 締切の延長は告知されていません(2026年10月7日に公式サイトで確認)。 交付申請の予約も、2026年8月17日で締め切られています。

このため、これから注文住宅をZEH水準で建てる場合、2026年度のこの事業では申請できません。 すでに建てている方は、9月30日までに交付申請が済んでいるかを建築会社(みらいエコ住宅事業者)に確認してください。

終わったのは「注文住宅 × ZEH水準住宅」の組み合わせだけです。次の区分は続いています(2026年10月7日時点の公表内容)。

区分交付申請交付申請の予約
注文住宅の新築(GX志向型住宅・長期優良住宅)遅くとも2026年12月31日まで遅くとも2026年11月16日まで
注文住宅の新築(ZEH水準住宅)2026年9月30日で終了2026年8月17日で終了
新築分譲住宅の購入(ZEH水準住宅を含む)遅くとも2026年12月31日まで遅くとも2026年11月16日まで
みらいエコ住宅のリフォーム遅くとも2026年12月31日まで遅くとも2026年11月16日まで
窓リノベ・給湯省エネ・賃貸集合給湯省エネ遅くとも2026年12月31日まで各事業の公式サイトで確認

どの区分も、予算上限に達すればこの日付より前に終わります。

自治体の制度と、併用できないことがあります

市区町村にも住宅リフォームの補助制度があります。ただし公式サイトに 「国費が充当されている制度は、本キャンペーンの各事業と併用できません」と明記されています。

併用を考えるときの順番

  1. 自分の自治体に制度があるか調べる(住宅リフォーム推進協議会のサイトで検索できる)
  2. その制度に国の予算が入っていないかを自治体に確認する
  3. 入っている場合は、どちらか有利なほうを選ぶ

自治体の制度は、国の補助金より金額が小さくても、対象工事が広いことがあります。 金額だけで決めず、やりたい工事が対象になるかで比べてください。

まとめ

  • 令和8年度は「住宅省エネ2026キャンペーン」(みらいエコ住宅・窓リノベ・給湯省エネ・賃貸集合給湯省エネの4事業)
  • 事業名は年度ごとに変わる。古い名前で検索しない
  • 申請するのは契約した事業者。登録していない会社と契約すると使えない
  • みらいエコ住宅の長期優良住宅・ZEH水準住宅は子育て世帯・若者夫婦世帯限定
  • 注文住宅のZEH水準住宅は、2026年9月30日で受付を終了しました。 長期優良住宅・GX志向型住宅・分譲住宅の購入は続いている(交付申請は遅くとも12月31日、予約は11月16日まで)
  • 予算上限に達し次第、締切前でも受付終了する。消化率は公式サイトで毎日公表されている
  • 国費の入った自治体の制度とは併用できない

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出典

本記事は2026年10月7日時点で公表されている内容に基づいています。予算の消化率はその日時点の概算値です。補助額・申請期間は予算の消化状況により変わることがあります。最新の情報は各事業の公式サイト、または所管省庁(国土交通省・経済産業省・環境省)にご確認ください。

よくある質問

去年(2025年)の「子育てグリーン住宅支援事業」で検索しても出てきません。なぜですか?

事業名が年度ごとに変わるためです。令和8年度は「みらいエコ住宅2026事業」という名称に変わっています。古い事業名は前年度で終了しているため、最新の名称で検索し直してください。

複数の補助金を併用できますか?

同じ工事・製品に対して複数の補助金を重複して受けることは、原則としてできません。ただし、異なる工事内容(例:窓の改修と給湯器の交換)であれば、それぞれの事業に申請できる場合があります。詳しくは各事業の公式サイトでご確認ください。

補助金は自分で申請するのですか?

いいえ。公式サイトに「消費者等と契約する住宅事業者が交付申請等の手続きを行います」と明記されています。契約する建築会社・工務店・リフォーム会社が事業に登録している必要があります。公式サイトの「住宅省エネ支援事業者の検索」で、登録している事業者を探せます。

市区町村の補助金と一緒に使えますか?

国費が充当されている自治体の制度とは併用できないと公式サイトに明記されています。自治体の制度に国の予算が入っているかは、その自治体に確認してください。

いつまで申請できますか?

各事業とも予算上限に達し次第、交付申請(予約を含む)の受付を終了します。公表されている締切(2026年12月31日)より前に終了することがあります。なお注文住宅の新築のうちZEH水準住宅は、2026年9月30日で交付申請の受付を終了しました(予約は2026年8月17日で終了)。注文住宅の長期優良住宅・GX志向型住宅と新築分譲住宅の購入は続いており、交付申請は遅くとも2026年12月31日まで、予約は遅くとも2026年11月16日までです(2026年10月7日時点)。予算の消化率は公式サイトで毎日公表されています。